昭和村商工会創業塾 第四回
会議名 | 昭和村商工会創業塾 第四回 |
開催日時 | 平成29年1月16日(月) 18時00分~21時00分 |
開催場所 | 昭和村公民館 〒379-1203 群馬県利根郡昭和村糸井405-1 |
共催 | 昭和村 |
カリキュラム | “販路開拓”を学ぶ 【1.実習】 「道の駅で売ろう」 (講師:アートディレクター 伊藤 ロイ氏) 【2.座学】 「資金調達と公的支援制度の活用」「魅力的なビジネスプランの作成と仕上げ」 (講師:日本政策金融公庫 国民生活事業統轄 高橋智氏) |
講義内容
1.実習
アートディレクターの伊藤ロイ氏を講師に迎え、「道の駅」をテーマにどのような販売ツールを作成していくことが効果的かという講義が行われた。
まずは「道の駅」の現状を分析してみるところから講義が開始された。近年はシニア層の免許保有率が増加しており、ドライブ旅行の頻度や距離が高まっているということであった。また、「道の駅」を訪れる目的として、地場の野菜を手に入れるためという回答が目立つことが分かった。
さらに、「道の駅」で商品を販売するためには目立つ必要があり、目立つために必要な販売促進ツールを考える必要がある。例として「目立つスタンドPOP」「見やすい大きな価格」「可愛いキャラクター」「季節・旬を訴求するキャッチコピー」などが考えられる。
上記を踏まえて、目立つための要素の一つである「キャラクター」について、「自社のオリジナルイラスト、キャラクター作成」という実践課題が提示された。参加者は最初なかなか書きだすことができなかったものの、講師からの「モチーフを見つける」「大げさなくらいデフォルメする」「形と色を決める」などの、キャラクター作りのアドバイスを受けて徐々にラフ案を描き始めることができていた。
2.座学
日本政策金融公庫の高橋智氏を講師に迎え、「資金調達と公的支援制度の活用」「魅力的なビジネスプランの作成と仕上げ」の2つのテーマについて、講義が行われた。
まずは高橋氏が勤めている「日本政策金融公庫」がどのような役割を果たしているかの説明から始まり、小規模事業者や創業企業に対してどのような融資を行っているかが解説された。
この説明を受け、実際に小規模事業者や創業企業に対して融資する際に、どのような点を重視しているかを説明いただくことで、受講者が実際に資金を調達する際にどのようなポイントを押さえることができれば、スムーズに資金調達をすることができるかという具体例に入っていった。特に、創業企業は「事業実績がなく財務データがない」「取引実績がないため信用情報がない」などの点から資金調達が難しいことも多いため、実際に融資する側がどういった点をポイントとしているかという具体的な話は、受講者にも非常に興味深い話題であったようだ。
さらに、実際に融資を受ける際の具体的な公的支援制度について、限度額や返済期間などの細かい情報とともに解説されるとともに、起業を創業する際によく聞かれる質問などについても解説が行なわれた。